動く心と自己防衛

 出会い系サイトに関係する事件・トラブルがあちこちで取り上げられる今日この頃。特に携帯電話のサイトは利用者の多さからトラブルも多く、諸悪の根源と言われそうな勢いです。

 ネットで知り合った方々とメール交換をしていますと何だか言いにくくなっている方々も多いのではないでしょうか。普段、知り合う機会がない方々と知り合えるのが楽しい、とメール交換をしている人間としては迷惑なことです。

 「初めてのメールともだち♪」は出会わないサイトというキャッチフレーズのとおり、メール交換のみしたい方々が利用するサイトになっています。でも、メル友サイトを利用していない方々にはわかりませんよね。

 出会い系サイトの事件が起きると必ず「実生活と違って、よく知らない人間に簡単に心を開き、無防備になるから」と被害者を非難するようなコメントが出ます。

 でも、人と人とが交流すれば何らかの感情をもって当たり前だと思います。特にメール交換では基本的に文章での交流が勝負になります。挨拶だけならまだしも、まともなメールを書こうとしたら心を込めなければ書けません。それはどんな内容の文章でも同じことです。

 実を申し上げると私はコピー&ペーストのナンパメールでも非難メールでもわざわざ接続料・通信料を払って、送ってくれた心意気が嬉しくなります。もっとも必ず返事を出すかと言われると出さないんですけど。GIVE&TAKEをモットーにしているので返事を書いて送る手間と時間と接続料・通信料と同じくらいの気合を感じないと。

 逆に人の書いたものを目にしても何も感じない方はネットをやる資格がないと思っています。
 それでもやはり実生活で知り合うよりも心を開きやすく、親しみを持ちやすいという特性を悪用する方々もかなりいるのは事実です。心を開きやすい分、実生活以上に用心するくらいの気持ちが必要になってきます。

   文章では何とでも書けます。嘘をつくのも簡単です。人柄を判断するのが難しいです。騙される可能性、下手すれば命を落とす危険も考えましょう。住所や電話番号など実生活で害が出る恐れのある情報は教えてはいけません。

  下手をすると実生活以上で知り合うとき以上に厳しいですよね。ネット被害関係や自己防衛について書かれた文章を読まれて、そこまで人を疑わなくてもいいんじゃないかと思われる方々も多いでしょう。たびたび自己防衛について書いている私も正直言って思います。

 インターネットだから得られる自由と可能性。それを悪用する方々がいるのは悲しいことです。でも、実際にいるからには何とかしなくてはいけません。
 心を開きつつ、自己防衛って本当に難しいです。私も日々試行錯誤の毎日です。でも、せっかくインターネットをやっているんだから思いっきり楽しまなきゃ損ですよ。

 

投稿エピソード?

 日記を元に練り直しました。

 コラムのネタに悩んで「メル友」で検索したらネット被害がサクっと出てくると引くものがあります。「ネット被害」でならわかるんですが。

凄く増えているようです。パソコン雑誌の「アスキー」にはネット犯罪のコーナーがありますしね。

日記のまま書くとマズイなぁと悩んでドツボにはまった原因でもあります。

 

 書いた時はさほどでもなかったんですがメルマガに載っているのを見たら無性に「飲みたい・・」と思いました。