メル友探し

今回は「メル友探し」について語ってみたいと思います。

 

皆さんは何のためにインターネットを始めましたか。インターネットのメリットはいろいろあります。でも、雑誌を見て「いいよね」と始めたごく普通の利用者の大きな目的の一つがこのメル友をつくることだと思います。私もその一人です。

仕事上必要だからという理由で始めた方も趣味のページなどにも触れるうちに欲しいよなと思うのではないかと思います。

 

でも、いざ探すとなるとかなり大変です。

メル友探しの媒体はたくさんありますが、「募集記事にメールを出す・募集記事を載せる」が基本になると思います。

でも、メールを出しても返事がくるとは限りません。さらに掲載してもメールがくるとは限りません。女性の場合はたくさんくることが多いですが、「どうやって返事を書こうかな」と悩むメールが大半だと思います。まして趣味など何らかの話題で盛り上がれそうなメールはめったにありません。(これ、私だけでしょうか)

 

すでに今回書きたいことを書いてしまいましたね。そうです。話が合いそうな方がみつかりにくい、みつかってメールを出しても相手がそう思ってくれるとは限らないんです。

 

これはネットに限らないんですが、実生活なら少なくとも出会ったその場という共通項があります。その場のことを話題にすることが可能です。(そこまで気合入れなくても何となく話せるという方は、こういう人間もいると思って行動すればますます出会いが広がると思います)

でも、ネットはその場に書いたものだけの勝負です。ほかのことは一切見えません。深く付き合えば気が合いそうな方でも、書いていなければわかりません。

 

私は募集記事を載せてメールがきた場合、とりあえず話してみてから考えようと話題がつくれそうな方すべてにメールを出すように心がけています。

でも、時間に限りがあるので交流を諦めざるを得ない方々も出てきます。メールを書きはじめるのはやはりメールが書きやすい方からですね。話題に困って後で返事を出した方ほど、返事がこない、続かないことが多いです。

 

ちなみに私はワープロ検定ソフトで3級は軽くクリアする程度に文字を打てます。キーボード慣れしていない方はさらに出せるメールが少なくなるのではないでしょうか。

かつて文筆業を志したこともあり、随分修行も積みましたの話すのとほとんど変わらない感覚で文章を書けます。むしろ話すより書くほうが楽だったりもします。文章を書くことに慣れていない方は話すような気軽さでは書けないかもしれません。

となると平均的に出せるメールはかなり少なくなると思われます。(あいさつに毛が生えた程度のメールを除く)

 

メールが欲しかったら、相手がメールを書きやすくする配慮が必要なのではないでしょうか。さらに長く続きそうな方を探すには最初からできる限りの情報を提供するに越したことはありません。

 

個人的にメールが書きやすいと思うメールの条件を書きます。

 

1.冒頭にあいさつがある。

 

知らない方からのメールはちょっと不安があります。誰にでも受け入れられやすい言葉でワンクッション置くことで安心が生まれます。

 

2.           ハンドルネームなど名前がきちんと書いてある。

 

無記名よりも名前がわかったほうが「人間」を感じさせ、親しみが湧きます。個人的にメールを書くときに名前を呼びかけるほうが友達っぽくて楽しいと思いますし。

 

3.趣味・仕事・興味があること・物事の考え方など何か話の取っ掛かりがある。 

 

名前・性別・年齢・居住地程度のプロフが書いてあって、ただ、「メル友になってください」「楽しいメール交換がしたいです」では何を書いていいかわかりません。

 

趣味も「読書」など単語だけ書くより、ジャンル・好きな著者・最近読んだ本のタイトルなどの情報を加えたほうがより書きやすくなります。「旅行」なら少なくとも海外・国内の違い、最近行ったところくらいは書きましょう。

 

ネットで出会った方に共通の話題「ネットサーフィン」ならどんなサービスをよく利用するか、お気に入りのホームページくらいは書くといいでしょう。これでかなり人柄が見えます。

 

仕事なら職業・勤務先を書くより、仕事に対する考え方を書いたほうが幅広い層と話が広がります。これはどの職業でも共通するものがあるので。

 

趣味と言われると悩む方。実は私はこれという趣味がなくて苦労しています。そんなときは最近興味をもったこと、最近買ったものなど、何らかの自分の情報を書く努力をしましょう。

 

ネットに関する考え方・メル友に求めるものを書くのもいいかもしれません。実はメールのネタに悩んで書いたものがこのコラムの元になっています。まさかホームページまでつくるとは思いませんでした(苦笑)

 

 「自分がこの人にはメールが書きやすいと思うようなメールを相手に送りましょう」

 

 すべての方が同じ価値観をもっているわけではありません。でも、少なくともそういう努力をして返事がくる方は似たような価値観をもっているはずです。長く交流が続くと思います。